早稲田大学には公認音楽サークルが60以上あります。創部60年を超える13の音楽サークルのOBOG達が音楽のジャンルを超えて集まりました。きっかけは大学行事の「ホームカミングデー」に合わせて開催される校友会行事、「稲門祭」への出演でした。卒業生やご家族、ご友人たちに楽しんで戴きたいとの主旨で音楽系稲門会にお話しがありました。2004年の事です。

当初は、卒業後40年前後、社会人生活も一段落し第二の人生に入る前後の仲間達を中心に声を掛け会いました。皆、社会人になっても仕事の合間に音楽を楽しんでいました。在学中は「早稲田祭」を初め各種音楽会、パーティー、地方講演などで交流があり卒業後の繋がりもありました。一方、全く交流もなかった音楽団体もあり、縦横斜めの繋がりを辿っての仲間探しは思いのほか大変でした。

2007年の大学創立125周年には、二日間にわたり、校友プロも交えての音楽祭を開催、大隈講堂に入り切れないほどの皆様に楽しんで戴く事が出来ました。

現役のサークル部員は卒業すると卒業生組織の各稲門会の会員になります。13の音楽系稲門会は母校に貢献を目指して「稲門音楽連盟」を結成致しました。音楽は元より組織文化、伝統の違いを超え、協力して母校、稲門会、校友会、後輩たちに貢献、そしてファンの皆様に楽しんで戴きたいとの趣旨からです。素晴らしい合唱を、演奏を様々な場にお届けしたいと思います。

稲門祭初出演から間もなく20年を迎えます。音楽をお披露目するだけではなく13団体が毎月の様に集まり稲門祭運営のお手伝いをしています。稲門音楽祭は漸く稲門祭のメインイベントのひとつになれるところまで来たのではと思います。

引き続き皆様の応援をお願い致します。

 

稲門音楽連盟設立趣意書 

(1)音楽活動を通じて早稲田大学、校友会並びに現役の音楽団体の発展に寄与する。

(2)所属団体並びにその構成員相互の親睦を深め、常識ある社会人として現役学生の良き模範となる様に努める。

(3)稲門音楽祭等の音楽活動を円滑に運営し音楽文化の発展に寄与する。